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#09 幽邃
出品作家:海保竜平
企画:東亭順
会期:2019年11月23日(土) - 12月1日(日) / 14:00-19:00
オープニング:10月19日(土) 17:00-
幽邃
(読み) ユウスイ
[名・形動] 景色などが奥深く静かなこと。また、そのさま。
かつては天に向かって葉を広げ
水を吸い、呼吸をしていた荒ぶる緑たち。
役割を終えたかのように根を土から離し
徐々に自らの生命を絶ちながら横たわる木々。
新たなる生命を紡ぐため、倒れた木々は時間をかけて
ゆっくりと流れる養分の川となり
やがて土の中へと染み溶けていく。
いつのころからか定かではないが
漲る力とともに雄々しくそびえ立つ木々よりも
無言で横たわる木々に惹かれていった。
朽ち果てていく姿は退廃と停止にも見えるが
土へと還る光景は静謐で華美な時間として
目前に存在しているのだ。
海保竜平 Ryuhei Kaiho
京都市生まれ。1970年代後半をナイジェリアのラゴスにて過ごす。多摩芸術学園(現多摩美術大学)写真学科卒業後、イギリスに渡り帰国後フリーランスのフォトグラファーに。ポートレートや商品撮影など様々な撮影を手がける。

Room A / Photo by Ryuhei Kaiho

Room A / Photo by Ryuhei Kaiho

Room B / Photo by Ryuhei Kaiho

Room C / Photo by Ryuhei Kaiho
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